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「鹿間そよ子」―。和のテイストを利かせた独特の深みある妖艶な世界。人物画は幻想的かつスタイリッシュに描かれる―。


この企画は、アットクリエイターズがキラリと光る作品を独断と偏見でピックアップ、素晴らしい作品を生み出すクリエイターをご紹介します。
「Pickup Creators」第109回目は「鹿間そよ子」。彼女の等身大に迫ります!


― 鹿間そよ子さん、こんにちは。今回はお忙しいところお時間をご用意いただき本当にありがとうございます。今日は鹿間そよ子さんご自身について、いろいろ教えて頂きますので、よろしくお願いします!

(鹿間そよ子)よろしくおねがいします

―Q. まず始めに現在はどのような活動をされておられますか?

アーティストとしてイベントや展示会などで作品を発表しつつフリーランスのイラストレーターをしています。仕事によって絵柄を描き分けていまして、普段は別の絵柄でのご依頼の方が多いのですが書籍の挿絵やオンラインゲーム用のイラスト、キャラクターデザインなど描かせていただいています。

―Q. 鹿間そよ子さんが制作される作品の得意分野を教えて下さい!

人物画になるんですかね?作品内ではたいてい天使だったりするのですが人体を描くのが好きだし一番得意だと思います。

―Q. 休日の過ごし方や作品を制作される以外で趣味があれば教えて下さい。

フリーランスになってからあまり休日という概念がないですが、急ぎの予定がないときはたっぷり寝ています。睡眠大事です。あとは料理やお菓子づくりが好きかもしれません。盛りつけとか。基本的に「つくる」ことが好きなんです。

―Q. 作品のアイデアはどのような時に生まれますか?

移動中の電車の中でしょうか。外出時は常時クロッキー帳を持ち歩いているので何かしらラフを描いています。 電車内では他にすることがないので集中できます。さすがにぎゅうぎゅうの満員電車では迷惑になるのでやらないですが(笑)。ラフに至るまでのアイディアのきっかけは、常日頃目に触れた「いいな」と思うもの全てですね。

―Q. 現在の作風に行きついた経緯を教えて下さい。

もともとDTPデザイナーをしていて、同時に仕事で使う小さなイラストも片手間で描いていたのですが、あるとき、せっかくだから商品写真を使った案だけじゃなく自分のイラストを全面に押し出した案も作ろうと思い立っていつも描かないようなテイストで描いてみたんです。結局その案は通らなかったんですけどこの描き方楽しいかも…と。それまで自主制作ではもっと漫画風なイラストばかり描いていました。

―Q. 作品のコンセプトを教えて下さい。

人。そして、生きるということ。私は人が好きで、人々が生きるこのセカイが好きなんです。 セカイは正と負が表裏一体で存在していて、適度なバランスで保たれている。負に偏っている人に正を、逆に正に偏っている人に負を伝えることによって、 改めて自分について考えセカイを見直す切欠になればいいなと思っています。全部ひっくるめて考えて、そのうえで、「私たちの生きるこのセカイは美しく素晴らしい」と感じてもらいたいです。

―Q. ご自分から見られて、作品の魅力または、ここに注目してほしいという部分はどのあたりでしょうか?

うーん、答えようがないというか…むしろどの部分が注目されているのか伺いたいです。

―Q. ご自分の作品に影響を与えている見本となっている作品や人などおられますか?

わかりやすいところで言うとビアズリーや伊藤若冲でしょうか。あとは漫画家の高河ゆんさんがずっと…小学生の頃から大好きで、 この絵柄だけみると全然違うんですが、確実に私が絵を描く礎になっています。著名な作家さんであれ親しい絵描き友達であれ、好きだと感じた作品全てに影響をうけていると思います。

―Q. 作品を制作する時に一番気をつけている部分はどのあたりですか?

造形の描線が気持ちいいことですかね。特殊な造形で描くことが多いので、それで違和感を感じないように 絵として気持ちいいライン取りを心がけています。あとは表情も同じくらい気をつけています。 無表情っぽいものが多いのですが、そこに意志や感情がはいっているのか、もしくは一切排除されているのか、すごく考えて描いています。

―Q. 今まで使用してきた制作道具の中でおすすめの画材やソフトがあれば教えて下さい。

デジタル制作では総合的にPhotoshop様々状態です。お世話になっております。 あと、NIKKOの丸ペンが好きです。すごく細かく描けるので。

―Q. 今まで活動してきて作品を制作していてよかった!と思った出来事を教えて下さい。

人と繋がれること。でしょうか。自分自身、あまり社交的ではないし話下手なのですが、 間に自分の作品があるとその作品をきっかけにして繋がれるのです。 あとは、自分の作品を見てもらうのが好きなので、なにかしらに掲載されたり商品として世に出たりした時はめちゃめちゃ嬉しいです。 なのでアットクリエイターズさんでインタヴューしてもらえている今も嬉しいです。 絵を描いててよかった!!(笑)

―Q. 今まで活動してきてお仕事や制作作業などでの失敗談があれば教えて下さい。

デジタルにはありがちですが、上書きや保存のし忘れですね。 あと、昔、カラープロファイル設定をよくわかっていなかったときに変に設定をいじってしまって、 最終的に色がかなり変わってどうしようもなくなったこともあります。

―Q. これからやってみたいお仕事や挑戦したいジャンルはありますか?

お仕事としてはファッション、音楽、ゲーム、書籍、広告類など幅広く関わってみたいです。 欲張りで夢見がちなんで、自分でジャンルは特定できなくて。 ファッション誌とイラストだったり、音楽とイラストだったり、はたまた企業とイラストがコラボレーションしているものを観ると私もやってみたい〜と思ってしまうんです(笑) 単に作品としてのイラスト制作だけだと自分一人の仕事で完結することが多いので、 色んな人と関わってつくりあげるということをしたいですね。 個人作品としては詩集のような絵本やタロットなどを描いてみたいのと、自分の描いた人物や天使を立体化してみたいです。

―Q. それでは最後に今後の抱負、目標、こういったことにチャレンジしたい!などお聞かせ下さい。

イラストで世界征服!!というのは半分冗談で。たくさんの方に「あ、この絵知ってる」「この人の作品見たことある」と言ってもらえる程度に 人々の目に触れる作品づくりをしていきたいです。最終的には「あ、この人の絵、好きなんだよね」で。

―ありがとうございました〜。


鹿間そよ子さんからのプレゼントです。
こちらから「鹿間そよ子オリジナル壁紙」をダウンロードできます。 サイズは、1050×1680px と1024×1280pixel、768×1024pixelの3種類です。












http://www.creatorz.jp/ss_sakura

鹿間そよ子


鹿間そよ子


イラストレーター+デザイナー

DTPデザイナーとして勤務後、フリーランスのイラストレーターとして活動中。 主に人間(人体)や天使などのモチーフを用いて荘厳かつ静謐で象徴的なイラストを制作しています。 その他詳細はホームページをご覧ください。







http://www.sawama.net/


●初個展「primal」

色々な企画でお世話になっている百華さんにもご支援いただき、 六本木のギャラリー「12G.」にて初個展「primal」を開催させていただくことになりました。 アナログ作品の展示もありますので、ご都合のよい日がございましたら足を運んでいただけると幸いです。 作家本人の在廊日はお手数ですがサイトなどでご確認ください。

■期日:2010.11.8[mon]〜11.23[tue]
■時間:13:00〜20:00
(初日のみ16:00〜)
■レセプションパーティー:11.20[sat](17:00〜)
■会場:ギャラリー「12G.」
http://12g.jp
⇒特設ページはこちら








【iMac/WACOMのペンタブレット】
ずっとMacです。重いデータでもそれなりに動いてくれるいい子です。 絵を描く以外の作業もほとんどペンタブでしてます。作業の度に持ち替えるのがめんどうなので。



【クロッキー帳/シャーペン】
1冊で100sheetsのクロッキー帳は紙が薄すぎるのでこの70sheetsを愛用しています。
シャーペンはWiLLのシャーペン。消しゴム部分にキャップがなく、減っても回せば出てくるので外でラフを描くときに便利なのです。 芯は0.5mmのHBかな?その辺で売ってるものを適当に。





【杏仁豆腐】
KALDIの杏仁豆腐なのですが、なかなか本格的な味でおいしいです。
量が多いので食後のデザートにちょっとずつ取り分けて食べます。




【桜に関するもの】
桜モチーフのものが好きでボディソープや香水、あとスタンプやレターセット、一筆箋、シールなどときめいた桜クッズを集めてしまいます。
本当は香りものはベリー系のが好きだと最近気付いたんですけど、色や容器の見た目がかわいくて、使わなくても買ってしまいます。(笑)




■おすすめの1冊

『スカイ・クロラシリーズ』
森博嗣

森博嗣さんの作品はどれも文章表現が精錬されていて美しいのですが、特にスカイ・クロラシリーズが静謐感溢れていて好きです。



■おすすめの1本

『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』
初めて自分の意志で観に行った映画…だったと思います。セピア色に輝くような当時の世界と、トム・クルーズ演じるレスタトが美しい!!
ぜひ吹き替えVerではなく字幕Verでお楽しみいただきたいです。



■おすすめの1枚

『THE YELLOW MONKEY』
CDで1枚にしぼることができなかったのでアーティストで失礼します。SINGLEでは「JAM」と「BRILLIANT WORLD」、ALBUMでは「SICKS」「8」が特に好きですね。
作業中は基本的に無音なので主に車の中で聴いています。THE YELLOW MONKEYは歌詞も楽曲も歌声も魂に響きます。




※画像をクリックすると拡大画像が表示されます。


【1】ラフ(下描き)
スケッチブックに描いたラフをスキャンしてみやすく調整。




【2】ペン入れ
Photoshopのペンツール(パス)を使って輪郭線を描きます。小物や後で移動させる可能性のあるものなどはレイヤーを分けておきます。




【3】塗り分け
各パーツ、色塗りがしやすいように塗り分けます。グレーの濃度が違うものはレイヤーが分かれています。




【4】着色
各パーツに色をつけます。色調補正などを利用してしっくりくる色を探ります。




【5】描き込み
オリジナルのブラシなどを使用して陰影やテクスチャなどの調子をつけます。他に映える色はないかと、試しに背景を青緑にしてみています。




【6】完成
効果をつけたり画面内でのサイズのバランスを調整して完成。結局背景色は赤に戻しました。