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@CREATORZ SPECIAL CONTENTS 2011.12

Pickup Creators VOL.146 ことり寧子

「ことり寧子」。淡く透明感がある色遣い、ナチュラルでほんわかしたやさしさが感じられるイラストレーション。 この企画は、アットクリエイターズがキラリと光る作品を独断と偏見でピックアップ、素晴らしい作品を生み出すクリエイターをご紹介します。
「Pickup Creators」第146回目は「ことり寧子」。彼女の等身大に迫ります!

― ことり寧子さん、こんにちは。今回はお忙しいところお時間をご用意いただき本当にありがとうございます。今日はことり寧子さんご自身について、いろいろ教えて頂きますので、よろしくお願いします!
(ことり寧子)よろしくおねがいします
―Q. まず始めに現在はどのような活動をされておられますか?
フリーランスのイラストレーターとしてお仕事をしながらアートイベントでオリジナルグッズの販売などをしています。イラストレーターといっても絵を描くだけでなく小さなお店をされているクライアントさんにはイラストを配置した紙面のデザインや印刷発注までトータルでさせていただくこともあります。どれも大好きな事なので、楽しく取り組んでいます。
―Q. ことり寧子さんが制作される作品の得意分野を教えて下さい!
植物や鳥をモチーフとしたナチュラルで彩りのある絵が得意です。布地や包装紙のお仕事も多く、パターンを作るのもとても好きです。
―Q. 休日の過ごし方や作品を制作される以外で趣味があれば教えて下さい。
関西を中心に、電車やバスであちこち出かけるのが好きです。自然のなかで季節を感じたり、その土地ならではの暮らしぶりを見たり。ソフテツ(ソフトな鉄道オタク)でもあるので温泉地から足をのばして秘境駅に行ったり。写真も好きで、入門用の簡単なデジタル一眼レフを愛用しています。
―Q. 作品のアイデアはどのような時に生まれますか?
お出かけをしていて心に残る風景に出会ったとき、カフェや電車でラクガキをしているときなどです。
―Q. 現在の作風に行きついた経緯を教えて下さい。
20歳ごろまではよくある漫画やゲーム系のイラストを描いていましたが、そのジャンルはあまりに上手い人が多く、自分の売りをなかなか見つけられずにいました。同じ時期にパソコンの壁紙や結婚式のウェルカムボードなどの依頼があって、はげしい主張はしないけれど、そっと心に彩りを与えるような優しい表現が好評だったのでその方向性に落ち着いたのかなと、今になって思います。
―Q. 作品のコンセプトを教えて下さい。
窓辺にグリーンを置くように、暮らしにそっと寄り添うナチュラルなイラストを描いていきたいです。
―Q. ご自分から見られて、作品の魅力または、ここに注目してほしいという部分はどのあたりでしょうか?
どうやって描いたの?と聞かれることが多いです。北欧のファブリックのようにシンプルにそぎ落とした絵柄でありながらよく見るとたくさんの色を使っているのがこだわりです。
―Q. ご自分の作品に影響を与えている見本となっている作品や人などおられますか?
minchiさん・丹地陽子さん・糸乃さん・大森とこさん etc...
長年のファンで、さまざまな影響をうけさせていただいてます。

パターンの作品でキュンときたのは、
サルビア・点と線模様製作所・marimekko

美術の教科書でハッとなったのは、
ミュシャ・クリムト・竹久夢二
―Q. 作品を制作する時に一番気をつけている部分はどのあたりですか?
イラストを見てもらったときに、気持ちにどんなメッセージを届けるかです。おめでとう・ありがとう・おだやか・かなしみ…など。メッセージをなにも届けないイラストも狙って描きます。毎日の暮らしのなかでアレコレとメッセージを唱えられては邪魔になってしまうこともありますので。
―Q. 今まで使用してきた制作道具の中でおすすめの画材やソフトがあれば教えて下さい。
Photoshop CS2 と intuos3 を愛用しています。印刷するときの紙はアラベール・シャイナー 雪・わら半紙などが好きです。
―Q. 今まで活動してきて作品を制作していてよかった!と思った出来事を教えて下さい。
なんといってもイラストを自分の本業にできたことです。それまでもずっと絵を描くのは好きでしたが、お仕事にするのは無理だろうと思って心の奥底にしまっていたのです。 印刷屋のWEBデザイナーとして就職して、それも憧れの仕事だったので本当に楽しく過ごしていましたが、その経験を積んでいくうちイラストを描けることが役に立つ瞬間も少しずつ増えていって、「やってみてもいいかも」と思うようになれたのと「今しかない」という転機がありましたのでイラストレーターとしての一歩を踏み出しました。 そんな機会をくれたまわりの人たちへ感謝を忘れちゃいけないし、活動を続けてきて本当によかったなと思いました。
―Q. 今まで活動してきてお仕事や制作作業などでの失敗談があれば教えて下さい。
今でもよくやってしまいますが、時間配分の失敗。資料集めや仕事の書類づくりなど、忙しくて細かいタスクを後回しにしていると…大変なことに!さらに大変な時期に体調をくずすと、フリーランスには手助けがありませんのでどうしてもお仕事がストップしてしまいます。 今ではそういう経験をふまえて、スケジュールをきっちり立てたり人ごみではマスクをしたりとずいぶん慎重になりました。
―Q. これからやってみたいお仕事や挑戦したいジャンルはありますか?
雑貨・ファッション・音楽・エコ・子育てに関わるものや、もっともっと経験を積んだらクリエイティブの教育現場に関わっていけたらと思います。
―Q. それでは最後に今後の抱負、目標、こういったことにチャレンジしたい!などお聞かせ下さい。
心身ともに元気で、暮らしと両立した制作活動を続けていくことです。
―ありがとうございました〜。

PRESENT

ことり寧子さんからのプレゼントです。
こちらから「ことり寧子オリジナル壁紙」をダウンロードできます。

http://www.creatorz.jp/neuneu

プロフィール

ことり寧子
ことり寧子
イラストレーター

自然がいっぱいの大阪のはしっこで育ち、2011年春からフリーのイラストレーターに。窓辺にグリーンを置くように、暮らしにそっと寄り添うナチュラルなイラストを描いていきたいです。
http://neuneu.penne.jp/n/

イベント

●「COMIC CITY 大阪87」
2012/1/8(日)インテックス大阪にて作品展示とグッズ販売の予定。 http://www.designfesta.com/
●「デザインフェスタ vol.35」
2012/5/12(土)・13(日)東京ビッグサイトにて作品展示とグッズ販売の予定。

制作ツール
【仕事道具】
働きものたち。

はまっているもの

はまっているもの
【料理】
料理は苦手でまったくできなかったのですが、最近は母に教わりながら作っています。ちょっと楽しくなってきました。

おすすめ

■おすすめの1冊
『かわいい印刷』
手紙社
カフェのショップカードなどつい手にとってしまうような可愛い紙モノが、どんな印刷所でどんな紙で作られたかわかる本。
■おすすめの1本
『銀河鉄道の夜』
活版印刷・星座・鉄道・暗闇の中の青い光…モチーフも音楽もとても好きです。
■おすすめの1枚
『Raspberry』
tico moon
ハープとギターのお二人が演奏されていて、ボーカルはありません。森の中の木漏れ日を感じます。

制作工程

※画像をクリックすると拡大画像が表示されます。

  • 【1】スケッチ
    描きたいと思ったものを、まずはリアルにスケッチ。生き物なら骨格や体のバランスを把握してからシンプル化していきます。
  • 【2】下描き
    下描きはシャーペンやボールペンで。線を最後まで残したいところだけペン入れしておきます。この段階で頭の中では色の設計ができています。
  • 【3】調整
    水彩のテクスチャをPhotoshop上で切り貼りしながら色合いや構図を調整します。
  • 【4】完成
    全体のバランスを整えて完成。まっすぐに見える部分も実は全てフリーハンドです。