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@CREATORZ SPECIAL CONTENTS 2012.07

Pickup Creators VOL.168 ながのまみ

「ながのまみ」。おもわず笑顔になるような明るい世界観とキャラクター。やわらかく描かれた線が作品とマッチ、より親しみやすさを感じさせる―。
この企画は、アットクリエイターズがキラリと光る作品を独断と偏見でピックアップ、素晴らしい作品を生み出すクリエイターをご紹介します。
「Pickup Creators」第168回目は「ながのまみ」。彼女の等身大に迫ります!

― ながのまみさん、こんにちは。今回はお忙しいところお時間をご用意いただき本当にありがとうございます。今日はながのまみさんご自身について、いろいろ教えて頂きますので、よろしくお願いします!
(ながのまみ)よろしくおねがいします
―Q. まず始めに現在はどのような活動をされておられますか?
デザイン会社で5年間、パッケージデザインやキャラクター制作などに携わり、今春からフリーランスのイラストレーター「mofpof(モフポフ)」として、イラストやキャラクター制作を中心に、ハンドメイドのぬいぐるみ製作などを手がけています。
―Q. ながのまみさんが制作される作品の得意分野を教えて下さい!
食品等のキャラクター開発を手掛けていたこともあり、キャラクターのバックグラウンドを構築し、独自の世界観を作り出すのが得意です。素直な可愛さだけでなく、クスッと笑って頂けるようなひと癖ある特徴を盛り込むことが大好きです。
―Q. 休日の過ごし方や作品を制作される以外で趣味があれば教えて下さい。
最近は森山直太朗さんのコンサートや、展覧会、狂言の公演などに出かけています。 日常とは違った空間が体感できるので行きたいと思うものはできるだけ足を運んでいます。 趣味は食べることと料理です。おいしいものを食べるとそれだけで心が満足するし、笑顔になれます。 料理はレシピをみながらですが、モノ作りという視点では料理もイラスト制作やぬいぐるみ製作と同じかもしれません。
―Q. 作品のアイデアはどのような時に生まれますか?
日常の中でふと気になったことや興味を持ったことから生まれていきます。 思い浮かんだアイデアは絵や言葉なりをとにかくメモします。 たとえば旬の野菜を食べて美味しい!とか、はじめて観たけどボクシングって面白い!とか自分が興味を持ったものに対して、 これで何か作りたい!私ならこう作る!みたい単純な思いつきを大切にしています。
―Q. 現在の作風に行きついた経緯を教えて下さい。
美術系の高校で日本画を専攻し、モチーフを単純化して線と面で構成することを好んでいました。 専門学校ではグラフィックを学びつつ、今の作風とは全く違う西洋の神話などを独自の世界観で描いていましたが 就職してからはパッケージデザインに関連したキャラクターやイラストの仕事が増え、 現在では、今までの日本画などの経験を活かしつつ、 明るく面白い世界観と魅力的なキャラクターづくりを心がけた作風になっています。
―Q. 作品のコンセプトを教えて下さい。
難しく考えず、おもわず面白い!楽しい!好き!と思ってもらえる作品作りを目指しています。
―Q. ご自分から見られて、作品の魅力または、ここに注目してほしいという部分はどのあたりでしょうか?
私自身、完成した作品に対してはあまり執着しない方なので、これといった魅力がまだ分かっていません。 周りから「これいいね」って言われたら「そうかな!」って、喜んで見返すほどです。 ひとの反応に対して、もっと喜んでもらおう、それに応えようと作品づくりをしていますので 見てくれた人が魅力的だと思ってもらえるところが魅力としたいです。
注目してほしいところも、「単純明快」を心がけていますので、やはり見てくださる方が注目するところとしたいです。 魅力と感じて貰える部分は人によって違うと思っていますし、「この部分に注目してくれてたんだ!」と気づかなかった発見をさせられることもあり、 これからも周りの方からの意見をしっかりと大切にしていきたいと思っています。
―Q. ご自分の作品に影響を与えている見本となっている作品や人などおられますか?
私のモノ作りの原点として、「NHKの子供向け番組」の影響が大きいです。
小さい頃からそれこそ現在に至るまで大好きでよく観ています。 パペット劇やアニメ、歌、「◯◯であそぼ」シリーズなど、 どれも世界観が構築されていて観ていてすごく楽しくなります。 (就職活動ではNHKの制作会社に応募したくらいです。) 今となって、それらを作っていた人はグラフィックやアートの世界で活躍している人ばかりだと 仕事をするようになってから知り、私もいつの日か携われるように頑張っています。
―Q. 作品を制作する時に一番気をつけている部分はどのあたりですか?
最初に描きたいと思ったインスピレーションやそこで描き留めたラフは大事にします。 デジタルを使用すると、どうしても細部にこだわりがちで手描きの勢いがなくなり 作品のイメージが違ってくるので、本来描いてた下描きのイメージを何度も見返しながら作っています。 良い意味でキレイになりすぎないように、あくまでも手描き感を大事に、を心掛けています。
―Q. 今まで使用してきた制作道具の中でおすすめの画材やソフトがあれば教えて下さい。
特にこだわりはないのですが、タッチ的に線の太さを均一にしたいので ラフ・下描き用としてステッドラーのシャーペン0.3〜0.9mmを使用しています。
トレース用は使いやすく必要な時にわりとすぐ購入できるコピックマルチライナー0.03〜1.0mmを 線のイメージに合わせて使い分けています。最近購入したのが、初めてのペンタブ「intuos5」で新たなツールとして活躍しています。
―Q. 今まで活動してきて作品を制作していてよかった!と思った出来事を教えて下さい。
やはり、見て頂いた方に「いいね」と言ってもらえることです。 そして、ずっと描き続けてこれたことで、プロのイラストレーターとして仕事をすることが出来たことです。 パッケージデザインがしたくてデザイン会社に入社しましたが、そこではパッケージに留まらずイラストを描く場面も与えてもらえ、 それが徐々に増えて描き続けてこれたおかげで、5年の間で仕事で絵を描くという経験をたくさん積むことができました。 フリーでやってみたいという私の想いを理解し、見届けてくれている会社のみなさんや応援してくれている方々にとても感謝しています。 感謝の気持ちは作品作りを通して伝え続けていきたいです。
―Q. 今まで活動してきてお仕事や制作作業などでの失敗談があれば教えて下さい。
結構、直感的にババーっと描いてしまうことが多く、後々詳しくキャラ設定を考えるために調べると、 資料不足のまま描いているので、この時代にはこんなもの使っていないとか、指が足りなかったりして、 再度描き直すハメになったりしたことがありました。 あとは、未だに自分の制作ペースが把握できない事で無駄に焦ったりして、余裕をもてずにイライラして余計に時間を費やしてしまうことがあります。
―Q. これからやってみたいお仕事や挑戦したいジャンルはありますか?
絵本やアニメのキャラクター作りにも挑戦していきたいです。 とはいえ、ジャンルに関係なく、なんでも全力で頑張っていきたいと思っています!
―Q. それでは最後に今後の抱負、目標、こういったことにチャレンジしたい!などお聞かせ下さい。
フリーになった今はとにかく、やりたかったことをやりきりたいと思っています。 モノ作りから、遊びや行きたいとこ、みたいもの、いろいろ体験して吸収したいと思っています。 吸収して消化したものを「作品」を通して、発信し続けることができたらと思います。 そして、イラストレーターとして「この人にお願いしたい!」と思ってもらえることが目標です。 なにより自分自身が楽しむことを忘れずに、多くの人に作品を楽しんでもらえたら、本当に幸せです。
―ありがとうございました〜。

PRESENT

ながのまみさんからのプレゼントです。
こちらから「ながのまみオリジナル壁紙」をダウンロードできます。

http://www.creatorz.jp/mofpof

プロフィール

ながのまみ
ながのまみ
イラストレーター

大阪を拠点にmofpof※というユニット名のもとオリジナルキャラクターからハンドメイドのぬいぐるみ製作、 イラストレーション、絵本やグッズなどジャンルにとらわれない面白い!楽しい!モノ作りを目指します。
※mofpofとは、見る人の気持ちや感覚をもふもふでぽふぽふさせるような心が楽しく心地よくなるモノ作りを目指すながのまみを中心としたユニット。
http://mofpof.blogspot.jp/

イベント

●OSAKAアート&てづくりバザールvol.10
2012/9/15(土).16(日)ATCホールにて、モフポフ初出展です。
●デザインフェスタvol.36
2012/11/10(土).11(日)東京ビッグサイトにて、東京初出展です。

制作ツール
【制作ツール】
アナログではステッドラーのシャーペン、ペンはコピックマルチライナーを太さ別に揃えて、用途別に使い分けています。 紙は薄めのトレースしやすいものなら、特にこだわりはないです。 デジタルではmacOSX、PhotoshopCS5、IllustratorCS5、最近導入したintuos5を使用しています。

はまっているもの

【きょうの料理】
NHK「きょうの料理」のテキストを購入し、テレビを観ています。 レシピだけでは伝わりきらないコツや加減がプロの方に教われるので勉強になります。また、食を通して旬のものや季節も感じられるのも良いです。

おすすめ

■おすすめの1冊
『リンネル』
宝島社
最近、ファッションに興味を持ち初めてから毎月購読しています。 紙面のデザインや、載っている服の素材、綺麗な写真が柔らかく暖かい素敵なイメージなので服装のコーディネート以外にも制作する上でもいろいろと参考になっています。
■おすすめの1本
『巨人の神話』
スルタンの象と少女 ロワイヤル・ド・リュクス マリオネットの圧倒的なスケールと緻密性、物語にただただ驚きます。とにかくスゴイ!です。
■おすすめの1枚
『素敵なサムシング』
森山直太朗
コンサートは欠かさず行くほど好きで、もっぱら最近は仕事場のBGMになっています。創作に対する考え方・作り方、人間性は心の琴線に触れて刺激を受けています。

制作工程

※画像をクリックすると拡大画像が表示されます。

  • 【1】下描き
    生まれたアイデアを紙に描き、下描きを作成。
  • 【2】ペンで描く
    下書きを元にペンでそれぞれパーツごとに分けて描いていく。
  • 【3】スキャンで取り込む
    スキャンで取り込みPhotoshopで二階調化して、Illustratorでその画像を「ライブトレース」でパスに変換。
  • 【4】色をつける
    下書きをみながらパーツを組み立てて、色をつける。
  • 【5】完成
    背景を描き、全体のバランスを調整して完成。(場合によってはテクスチャーを最後に入れる)