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@CREATORZ SPECIAL CONTENTS 2013.06

Pickup Creators VOL.197 すがわらあい

「すがわらあい」。小物類や植物、動物など小さなものを集めた作品や○△□や線で構成された幾何学的な作品など オシャレでかわいらしい作品を描く。
この企画は、アットクリエイターズがキラリと光る作品を独断と偏見でピックアップ、素晴らしい作品を生み出すクリエイターをご紹介します。
「Pickup Creators」第198回目は「すがわらあい」。彼女の等身大に迫ります!

― すがわらあいさん、こんにちは。今回はお忙しいところお時間をご用意いただき本当にありがとうございます。今日はすがわらあいさんご自身について、いろいろ教えて頂きますので、よろしくお願いします!
(すがわらあい)よろしくおねがいします
―Q. まず始めに現在はどのような活動をされておられますか?
フリーのイラストレーターとしてイラスト制作を行っております。パッケージ関係、パンフレット、店内ディスプレイ用イラスト、CM関連、年賀・グリーティングカードデザインなど、ちょこちょこ関わらせていただいております。他、大学と専門学校にてCG関係の授業も担当させていただいております。
―Q. すがわらあいさんが制作される作品の得意分野を教えて下さい!
こどもや動物・小物類・花や植物類など小さなものを集めたかわいい雰囲気や、○や□や△、線などでイメージ構成する幾何学的作風のものを主としております。
―Q. 休日の過ごし方や作品を制作される以外で趣味があれば教えて下さい。
買い物や散歩などでのんびり時間を過ごすのも好きですが やっぱりなんやかんやで作ったり触ったりが好きで。 作品制作とは別として陶芸やシルクスクリーン・版画・写真なども。 今はなかなかになってしまいましたが、 時間があればあるだけそういうものに触れていたいです。 あとはフラ〜とひとりで旅行に行くのも割と好きです。
―Q. 作品のアイデアはどのような時に生まれますか?
夜布団に入って寝そうになった一歩手前くらいと、何かを見る・触れるの時が一番生まれてくる気がします。 自然の中なり日常なり、知らない場所の風景であったり、他の方の作品達であったり。何かしら頭に刺激を与えることの大切さを改めて感じています。 最近は引き出し不足でいけないです。寝る直前のアイデアは朝忘れてることが多いのでいけないなあと思ってます。
―Q. 現在の作風に行きついた経緯を教えて下さい。
昔の広告やラベルのような、版で刷ったイラストやデザインを作りたいと思ったので。そういう印刷物や書籍を見てていいなあと思ってた覚えがあります。 当時は周りにシルクなどの環境がなかったのでデジタルでそれっぽいことができないだろうかと始めたのが最初だったと思います。
いろいろな素材を試しながらアナログ→半デジタル→9割デジタルの流れで今に至りますが、やっぱりアナログ作業の魅力や力強さはずっと感じているのでまたここから手作業を加えて何か良い形ができないかなとは考えています。
―Q. 作品のコンセプトを教えて下さい。
作品によって変わりはするのですが、「小さなものたちのつくる世界」みたいなものは頭の隅っこに常にあると思います。ミニマムなものがやっぱり好きで。 ぽつんといた時に空間への与える影響、集まることで与える影響、小さいものたちにとって広い世界はどこをさすのか、 今年はそういう所をもう少し掘り下げていきたいと思ってます。あ、あとは「かわいすぎないかわいさ」みたいなものも頭にあったりします。
―Q. ご自分から見られて、作品の魅力または、ここに注目してほしいという部分はどのあたりでしょうか?
近くで見て、離れて見て、じっくり見て、それぞれに違う感じ方がある絵であればいいなと思っています。 時々、そっと隅っこにいたずらや遊びがあったりします。それらを辿った時、みつけた時の小さな楽しさや満足感があれば嬉しいです。
―Q. ご自分の作品に影響を与えている見本となっている作品や人などおられますか?
いろいろな方の影響は受けていると思います。憧れとしてずっと目指していきたい場所としては ディック・ブルーナさんや藤枝リュウジさんのようなきれいでシンプルかわいい世界です。 形と空間と空気と、トータルでデザインできるようになりたいです。
―Q. 作品を制作する時に一番気をつけている部分はどのあたりですか?
思ったまま勢いに乗って描くべき部分と、一度とどまって整理すべき部分を見極められるよう気をつけてます。あとそれだけの絵にならないようにも気をつけてます。 かわいいのその後に感じる何かだったり、そういう、もうひとつがある絵を描きたいです。気をつけてはいますが、難しいです。葛藤も多いです。
―Q. 今まで使用してきた制作道具の中でおすすめの画材やソフトがあれば教えて下さい。
ラフやアイデアスケッチ時に使うのですが、アピカのらくがきちょうがとてもお気に入りです。キメが細かすぎても荒すぎても描きながら気持ちがついてきてくれないのですが、アピカのらくがきちょうの質感はそれがとてもちょうどいい気がしてずっと使ってます。
どんどん使える感じも気持ちにセーブをかけずいいのかなと思っています。 仕事用ノートにはMUCUのBLANK NOTEを愛用しています。 コミック紙にインクが沈む感じがとても描きやすくお気に入りです。
―Q. 今まで活動してきて作品を制作していてよかった!と思った出来事を教えて下さい。
やっぱり、絵で気付いていただけたり、いいねって言ってもらえるのが一番嬉しいです。 時々外に出た活動をしていると、絵とかよくわからないけどなんかこれは好きだよとか そういう言葉をかけて購入して下さる方にお会いすることがあるのですが、 それってとてもとてもすごいことなのだよなあと思うのです。
もちろん、元々絵に興味があるという方や、絵を描いてらっしゃる方にそう言っていただけるのも ものすごく嬉しいことです。 たくさんのものを見たり描かれたりしてる方々かと思いますので、 それを思うだけでドキドキ致します。 あとはお仕事やなんかではいつも気に入ってもらえるかなと心配な気持ちを抱えているので そういう類の言葉をかけていただけるのはほんとに心強いです。
更にリピートいただけた時は、あの時のお仕事良かったと思ってもらえたのかなと 嬉しい気持ちでいっぱいになります。 ずっと疎遠だった方から、 そういえばあれって似てるなあって思ってたけどやっぱりそうだったんだねって、 絵のお仕事を通じて再開できるのも嬉しいのひとつです。
―Q. 今まで活動してきてお仕事や制作作業などでの失敗談があれば教えて下さい。
昔アナログ作業で絵を描き始めた頃のことなのですが、結構いろいろと無茶な道具の組み合わせで絵を描いてみたりして。 結果、完成した数ヵ月後にボロボロ壊れるに至り悲しい思いはたくさんしましたが それぞれ大事な失敗だったとは思ってます。 今はいろいろ充実してるので、同じやり方でもちゃんと作品保護できる方法もありそうな気はします。
―Q. これからやってみたいお仕事や挑戦したいジャンルはありますか?
やってみたいお仕事は多すぎて・・ でも壁ものなどには憧れは特に強いです。 小さなものしか描けないので、それが集まって形が大きくなった時に街の中にどうあるのか、 10mとか20mとか、そういう単位でも見てみたいです。
あとは包装紙とかパッケージ関連であったり、雑貨類であったり・・布ものなんかも。 カレンダーなんかも作ってみたいもののひとつです。 1年間絵を飾ってもらえるなんてすごく素敵だと思います。 動くものとして映像関係にも興味はたくさんです。 ほんとにいろいろ尽きないです。 それぞれにクリアしていかなくてはいけない課題は山盛りなので、 ひとつひとつ幅を増やして力強さを持てるよう頑張ります。
―Q. それでは最後に今後の抱負、目標、こういったことにチャレンジしたい!などお聞かせ下さい。
絵を描くも考えるも遅いもので、 仕事が詰まってくると自主的な制作まで手が回らずいけないなあと思ってます。 なので仕事を早く進めるためにも引き出しを増やすや作業スピードのアップをひとつと、 あとは自分の癖をみつけて広げていきたいです。 そしてさっきの質問とも重ねてしまいますが、 やってみたいことはどんどん挑戦して 自分自身がまず楽しんでお仕事に向かえるようこれからもいたいです。
―ありがとうございました〜。

PRESENT

すがわらあいさんからのプレゼントです。
こちらから「すがわらあいオリジナル壁紙」をダウンロードできます。

http://www.creatorz.jp/sugawaraai

プロフィール

すがわらあい
すがわらあい
雑誌やパッケージ・パンフレット・店内ディスプレイ用イラスト、 カードデザインなど多数制作。
動物・植物・雑貨類など小さなものを集めたかわいい系、 落ち着いたレトロ系、幾何学的な作風が主。

現在は水彩を交えた作品も展開中。
http://www.a-sugawara.com/

イベント

●第2回クリエイターEXPO
東京
■2013年7月3日〜5日
■東京ビッグサイト
クリエイター600名が参加する本格商談展です。 イラストレーターゾーンにて出展しております。ご興味ございましたら是非よろしくお願い致します。
(ブースno.E-3)

【公式サイト】
http://www.creator-expo.jp/

制作ツール
【制作環境】
win7 / Photoshop CS5をメインに。 ペンタブはipad用の保護フィルムを当ててペン先が滑るようにしています。 抵抗がない分、手への負担が軽くて具合が良いです。
制作ツール
【アナログ作業】
透明水彩、アクリルガッシュなどで素材を作る時は トレース台で下書きの上に紙を置いて直接描いてます。 紙は水彩紙や版画紙を適度にカットして使ってます。 らくがきちょうはアイデアスケッチに。
制作ツール
【色のこと】
ディスプレイやプリンターでの発色はそれぞれちょっとずつ違うので、 ある程度見当をつけるために数値で色を作っておいてます。

はまっているもの

【MOOMIN TRIBUTE WORKS】
ムーミンハンカチ
1枚1枚がとても素敵で飽きないです。 後で絵として額入れして飾りたいです。

おすすめ

■おすすめの1冊
『ZWARTE BEERTJES -Book Cover Designs by Dick Bruna』
ディック・ブルーナがデザイナーとしてペーパーバッグのカバーデザインを制作してた頃の作品を集めた本です。 時々パラパラ〜と眺めてすごいなあってなってます。きれい・かわいい・かっこいいが詰まってます。
■おすすめの1本
『或る旅人の日記』
加藤久仁生
学生の頃、リアルタイムでweb更新されているのを友人と楽しみにみてた思い出もある作品です。 もう一度絵を描いてみようと思うきっかけになったひとつです。 やさしく光るアニメーション。すこし不思議。
■おすすめの1枚
『羊どろぼう。』
栗コーダーカルテット
このCDに限らず、栗コーダーカルテットの音楽はなんとなく音を聴いていたい時に耳にとても心地よく楽しくです。かわいい・切ない・やさしい・楽しい・脱力感。いろんな音が入ってます。

制作工程

※画像をクリックすると拡大画像が表示されます。

  • 【1】下書き
    細かい絵を描く時は、大きめのモチーフがどのくらいどこにどんな形をベースにあるか、 見当をつけてから軽く密度感を描いておきます。 ※こちらは完成イメージを伝えなくてはならないものだったので細部まで描きこんだものになりますが、 普段はここまで描くことは稀です。
  • 【2】色分け
    形が決まった時点で、どのくらいの色感で大体どの辺りを描くというのを決めます。※全体の色バランスがわかる程度に。
  • 【3】制作→ライン修正
    色画面を別に、直接色を置きながら描き始めます。 ※一部描いてみた印象から周りを微調整しながら進めます。
  • 【4】細部描きこみ
    ある程度大きなモチーフを描き終えたら下書きをすっきりさせつつ最後の細かい描きこみに入ります。
  • 【5】色調整→完成
    色味などを調整した後、1つ2つテクスチャを薄らと加えて完成です。