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@CREATORZ SPECIAL CONTENTS 2014.11

Pickup Creators VOL.237 村中洸

幾層にも重なり生み出される独特の色彩で、生命力を表現する―。

この企画は、アットクリエイターズがキラリと光る作品を独断と偏見でピックアップ、素晴らしい作品を生み出すクリエイターをご紹介します。
「Pickup Creators」第237回目は「村中洸」。彼の等身大に迫ります!

― 村中洸さん、こんにちは。今回はお忙しいところお時間をご用意いただき本当にありがとうございます。今日は村中洸さんご自身について、いろいろ教えて頂きますので、よろしくお願いします!
(村中洸)よろしくおねがいします。
―Q. まず始めに現在はどのような活動をされておられますか?
絵画の制作・発表・販売が主な活動になります。
web制作・パッケージデザイン制作において、イラストのお仕事をさせていただいております。
―Q. 村中洸さんが制作される作品の得意分野を教えて下さい!
動物(特に猫科の動物)・建造物をモチーフにした作品が多いです。
―Q. 休日の過ごし方や作品を制作される以外で趣味があれば教えて下さい。
本を読んでいるか、アンティークショップでお気に入りの額などを物色しています。
―Q. 作品のアイデアはどのような時に生まれますか?
電車での移動中にふと浮かんできたりします。
―Q. 現在の作風に行きついた経緯を教えて下さい。
以前は、カラフルな作品が多かったのですが、色を絞って制作してみたところ、しっくりきたのがきっかけです。それ以降、微妙な色の変化での静かな表現を目指すようになりました。近年は、褐色系の作品を制作しています。
―Q. 作品のコンセプトを教えて下さい。
最近の作品では、それ自体だけでは、死物である単純な「直線」や「曲線」が、どうしたら暖かみや生命力を持ってくれるだろうか。というのが大きなテーマになっています。
―Q. ご自分から見られて、作品の魅力または、ここに注目してほしいという部分はどのあたりでしょうか?
光のあたり具合で、かなり表情が変わる(変わってしまう)作品だと思います。奥のほうにたくさんの色層を潜ませていますので、じっと見ていると意外な線や色相が見えてくると思います。
―Q. ご自分の作品に影響を与えている見本となっている作品や人などおられますか?
クレーとターナーの作品が大好きです。
―Q. 作品を制作する時に一番気をつけている部分はどのあたりですか?
構図を決め切らないことです。
―Q. 今まで使用してきた制作道具の中でおすすめの画材やソフトがあれば教えて下さい。
個人的に好きな色味を出してくれて発色がいいと思うアクリル絵具は、「ターナーのアクリルガッシュ」です。あと、クリアで透きとおった色面をつくってくれるアクリル絵具の「リキテックス・プライム」などを愛用しています。
―Q. 今まで活動してきて作品を制作していてよかった!と思った出来事を教えて下さい。
絵を見てくださった方の、優しく緩んだ表情、真剣にずっと眺めていただいている表情に出会った時がとても嬉しいと思う瞬間です。他の作家さんの素晴らしい作品に出会えて、刺激を受けることも、今の活動の楽しみになっています。
―Q. 今まで活動してきてお仕事や制作作業などでの失敗談があれば教えて下さい。
失敗談とは違いますが、普遍性を持ちえるしっかりとした「一枚」が描けていないと感じていることが悩みです。
―Q. これからやってみたいお仕事や挑戦したいジャンルはありますか?
お仕事では、書籍の装画などを担当してみたいです。
あと、他の様々な色相での制作や、表現方法を研究していきたいです。
―Q. それでは最後に今後の抱負、目標、こういったことにチャレンジしたい!などお聞かせ下さい。
たくさんの発表の場をつくること。
お仕事においても、多くの方の意見に耳を傾け、よりよいものをつくること。そのことを念頭に置いて、日々の活動を展開していきたいと思います。
―ありがとうございました〜。

PRESENT

村中洸さんからのプレゼントです。
こちらから「村中洸オリジナル壁紙」をダウンロードできます。

http://www.creatorz.jp/hiroshimuranaka

プロフィール

村中洸
村中洸
イラストレーター・ペインター。
主に、アクリル絵具での平面作品、鉛筆での素描作品を掲載していきたいと思います。端正で、エネルギーのギュッとつまった作品、見ていて飽きない作品の創作を念頭において、日々精進していきたいと思います。
■HP
http://hiroshi.nezmi.com/

イベント

【YOKOHAMA ART DEPARTMENT#05】
(2014/12/20) YOKOHAMA ART DEPARTMENT#05 出展予定
絵画・ポストカードなどを販売します。
http://www.yokohama-art-department.com

制作ツール

【制作道具】
アクリル絵具(ターナー・リキテックス)、マスキング材各種、切り抜き用デザインカッター(D-400)

はまっているもの

【ダックスフンドの灰皿】
最近、京都のアンティークショップで購入した、ダックスフンドの灰皿を使っています。

おすすめ

■おすすめの1冊
『レオナルド・ダ・ヴィンチ論』
ポール・ヴァレリー
ダ・ヴィンチの仕事を眺めながら、普遍的な思考のモデルを求め続ける著者の意志・葛藤・反省、知性への信頼と疑いが綴られた論文三編。
難解な文章ですが、詩人としてのヴァレリー、思想家としてのヴァレリーの精神の戦いの様子が、隅々まで推敲された文章に詰まっているように感じます。
創る人にとって、腑に落ちる箇所も多くみられると思います。
■おすすめの1本
『Quruli Yokohama Wiener』
2008年にリリースされた「くるり」のライブDVDですが、今でも好きでよく見直します。
会場全体に浸透する幸福感が伝わってくる音と映像だと思います。
■おすすめの1枚
『Requiem』
Johannes Ockeghem
現存する楽曲の少ない15世紀頃の作曲家「ヨハネス・オケゲム」のレクイエム。何かに迷った時に聞くと腹が据わる感じがあります。

制作工程

※画像をクリックすると拡大画像が表示されます。

  • 【1】マスキングと染色
    まず、縦・横・斜めにマスキングテープを張りつつ、アクリル絵具で染色していきます。
  • 【2】着色
    今回は「円」を直感的に配置して、色を重ねていきます。
  • 【3】ぼかしと染色
    構図が安定して見えてきたら、もう一度縦・横・斜めに上からぼかすように染色します。
  • 【4】オブジェクトの配置
    オブジェクト(固有なイメージ)を配置します。
  • 【5】完成
    最後に、全体の色調・コントラストを整えて完成です。