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「sioux」―。キュートでエロティック、レトロな雰囲気の現代美人画。女性の色気が繊細にかっこよく描かれている―。


この企画は、アットクリエイターズがキラリと光る作品を独断と偏見でピックアップ、素晴らしい作品を生み出すクリエイターをご紹介します。
「Pickup Creators」第九十八回目は「sioux」。彼女の等身大に迫ります!


― siouxさん、こんにちは。今回はお忙しいところお時間をご用意いただき本当にありがとうございます。今日はsiouxさんご自身について、いろいろ教えて頂きますので、よろしくお願いします!

(sioux)よろしくおねがいします

―Q. まず始めに現在はどのような活動をされておられますか?

作家としての制作活動と、イラストレーションのお仕事をさせていただいてます。挿絵や書籍の装丁、携帯の待ち受け、あと作品は海外でのステーショナリー等のグッズ化していただいたりです。展示は年に何度かグループ展と、 2009年に初めて個展を行い、2010年もまた年末に行います。

―Q. siouxさんが制作される作品の得意分野を教えて下さい!

女の子をモチーフにした、和情緒と色気の漂う絵…これは作品説明ですか?(笑花や鳥なども好きでよく描きますが、得意というわけではないのです。

―Q. 休日の過ごし方やイラストを描かれる以外で趣味があれば教えて下さい。

鉱石収集です。磨かれていない原石が好きで、少しずつ集めてます。よくしているのは新宿を徘徊する事とかお酒飲むこととか…

―Q. 作品のアイデアはどのような時に生まれますか?

基本的に経験が作品になるので、その一瞬ごとの衝撃はなるべくメモしたり、思いが湧いてきた時にメモしたりはしてます。でも、図案が出てくるのは、紙にむかって鉛筆を動かしている時です。

―Q. 現在の作風に行きついた経緯を教えて下さい。

小さな頃から絵は好きで描いていましたが、仕事として女の子を描き始めたのは13年ほど前です。大学でデザインや印刷・編集や映像など色々やってみて、暗黒の自分探しをしているうちに、やっぱり自分は女の子の絵が描きたいんだなと再認識し、意識して描き始めました。その頃はガールズイラストとか言ってなかったような…?絵柄的には多分、手法(CG、アナログ)の試行錯誤と、個性の模索から今の表現方法に行き着いていると思います。幼少時から人魚姫やクリーミィマミちゃん、妖精などの女の子ばっかりを描いていたので、小さな頃にもう原型はできていたような(笑)。
10代から20代前半くらいはずっと、オリジナリティを模索していました。 幼い頃からまわりに影響を受けて表現していたものが全部マネでしかない、自分じゃないと思い込んでいたし、それが良くない事だと思っていたんです。さらに、デッサンなどでにじみ出てくる自分のテイストの長所も解らなかったので、女の子の絵を描こうと筆を取ってからは、とにかく常に模索しました。 画材は、初めアクリルガッシュや水彩で描いてたんですが、大学でMAC(Photoshop3とかの時です)を使い始めました。ペン画をスキャンしてStreamLineで線を作って、イラレ・フォトショで面を塗るような描き方です。 その後、着彩まで粗方手描きしてMACで仕上げるという方法になりましたが、これも試行錯誤して結局アナログに戻りました。 そういえば、最初は水彩やアクリルだけで、パソコンで作ったようなクオリティのイラストを描きたかったのを思い出しました(笑)多分時代の流れに対する反骨精神です。へそ曲がりなので。 そのときどきで一生懸命描いていて、気づいたら今という感じでしょうか、、、未だに作風固まってないので。現在は効率を考えてデジタルも使っていますが、展示は原画を見ていただきたいので、基本的にお仕事以外ではフルアナログで描いています。

―Q. 作品のコンセプトを教えて下さい。

植物の蔓のように、体の内側から熱を伴って沸き上がり伸びて行くような思いを込めて、恋愛や自己探求、自然・生命讃美とか、、、願いだったり、言葉にできない思いだったり。こういうのって、言葉にして聞くとナルシスティックで野暮で、全部言うとものすっごい重たいんです。絵に抽出というか、そういうことを考えながら筆を運んでいたらその結果ちょっとした陰や色気があって気になる、そういう感じになっちゃったと思います。 画面に女の子がいなくても、その世界観は伝えたいと考えています。
だけど、魅力的な女の子が描ければ、それだけでいいなとも思っています。(笑)現代美人画とうたっているのですが、江戸時代の歌麿、大正に夢二、昭和は中原淳一さん初めたくさんの美人画家に並ぶ、平成のこの世の「美人画」でありたいという意識です。

―Q. ご自分から見られて、作品の魅力または、ここに注目してほしいという部分はどのあたりでしょうか?

絵によって違うので何とも言えないですが、私の絵を見てなにか少しでも感想がわいたら、どうぞ一言声をかけてくださるとうれしいです。いちばんの励みになります。

―Q. ご自分の作品に影響を与えている見本となっている作品や人などおられますか?

それはもう山のようにいます。幼稚園の頃好きだったのは、お姫様(笑)特に人魚姫と、クリィミーマミ。大事にしていた世界の童話の挿絵が、一番の影響かもです。 小学生頃から、神話や妖精などのファンタジーが好きになり、漫画やゲームの影響も受けました。10代半ばでR&BやHipHopなどのブラックミュージックに傾倒して、Black Girl命に。同時にパンク・ビジュアルバンドや耽美文学(泉鏡花・長野まゆみ等)やにも世界観の影響を受け、ロック・耽美・ゴシック・日本らしい湿っぽい美しさを学びました。 20代初め頃からは1968年頃の新宿文化(寺山修司・三島由紀夫・美輪明宏・横尾忠則・宇野亜喜良などなど)の泥臭さ、奇をてらおうとする若い力と独特の美感覚の罠に洗礼を受け、当時のクラブカルチャー(若野桂さん・水野純子さんなど)にも衝撃を受けまくりました。クラフトワーク、ケミカル、ケンイシイなどのテクノデザインやSTUDIO 4℃や33などの吉祥寺文化など。他にもウィリアムモリス、ミュシャ、ビアズレ、北斎、ゆめじ、鈴木清順、鳥肌実、最近ではしょこたんなどなど、枚挙にいとまがありません。現在活躍されているたくさんの作家・イラストレーターの友人達からも、毎日刺激を受けて、やる気をもらっています!

―Q. 作品を制作する時に一番気をつけている部分はどのあたりですか?

「まあ、このくらいでいいか」をしないように気をつけています。これをやると、制作に対する姿勢というか、誠意のなさが絶対わかるんで、例え一部分が上手くいったからといって、そこにかかる他の部分が納得できないときは、潔く1からやり直すように。 あとは、筆は焦りとか急いでるのとか全部反映するので…締切ギリギリでも平常心を(笑)

―Q. 今まで使用してきた制作道具の中でおすすめの画材やソフトがあれば教えて下さい。

日本画用の梅皿は色が染み付かないし何度も使えてゴミも出ないしフォルムがカワイイです。 あとずっと13年以上愛用している、toolsから出てるCopicのマルチライナー0.05ミリ。これで主線を描いていますが、もっといいのがあれば変えたいと思っています。

―Q. 今まで活動してきて絵を描いてきてよかった!と思った出来事を教えて下さい。

絵を描いてたからという理由で何かが思い浮かばない。 あ、でも期待に応える形だと…旦那さんと出会えた事…とか言うといいのかしら

―Q. 今まで活動してきてお仕事や制作作業などでの失敗談があれば教えて下さい。

未だに良くやるんですけど、パネル展示でパネルの裏にひもをつけて行き忘れることです。 しょっちゅうやります。

―Q. これからやってみたいお仕事や挑戦したいジャンルはありますか?

いろいろやってみたいですが、カフェ、バーのCIに関わるイラストレーション。大人の世界のショービジネスや、サブカルチャー関係のお仕事など。あとは人魚姫の童話の装丁。私の幼い頃にあったような、おおきなサイズの童話集で、人魚姫の部分の挿絵を描けたらいいな〜と妄想してます。

―Q. それでは最後に今後の抱負、目標、こういったことにチャレンジしたい!などお聞かせ下さい。

いつか、自分で「表現しきれた!」って思える絵が描きたいです。多分死ぬまでの課題かもですね…。で、美術館で展示できたらいいな。一番は、家族と友人を大切にして、幸せに生きることです。これからも、よろしくおねがいします。

―ありがとうございました〜。


siouxさんからのプレゼントです。
こちらから「siouxオリジナル壁紙」をダウンロードできます。 サイズは、1050×1680px と1024×1280pixel、768×1024pixelの3種類です。












http://www.creatorz.jp/sioux

sioux


sioux



美人画・イラストレーター

女性がモチーフ・テーマ、 花や鳥も描きます。 日々の思いから生じたものを絵にしています。咲くような、匂うような、肉感的な中に芯のある表現で言葉にできない情念や空気や思いが一枚ずつに閉じ込められています。





http://sioux.jp


●ぽったりん3
〜カップ&ソーサー〜

日時: 10/27〜11/1
場所: 吉祥寺monoギャラリー



●sioux 第2回個展
タイトル未定
日時: 12/14〜12/26
場所: Art Complex Center of Tokyo






【 画材 】
水彩、ガッシュ、筆、諸々です。寄せ集めてみました。





【MOW】
おいしいです。






■おすすめの1冊

『楽しい鉱物図鑑』
著:堀秀道

写真を見てるだけでも楽しい。



■おすすめの1本

『銀河鉄道の夜』
(ますむらひろし版)

言わずと知れた名作です。



■おすすめの1枚

『Panther』
Soundtrack

90年代R&Bお好きな方は是非どうぞ。




※画像をクリックすると拡大画像が表示されます。


【1】下書き
直接用紙に下書きをします。紙面が荒れるので柔目の鉛筆で細部まで決めて行きます。色を塗る時にお化粧を加えるので素顔は簡素目に。




【2】ラインを取る
耐水性のペンであたりのラインを取ります。ラフのニュアンスを殺したくない部分は適宜残します。




【3】着彩1
今回はイラストボードなので、色を置く部分に水を塗ってなじませます。薄い色(主に肌から)塗り始めます。今回は夏なので浴衣。色がのってきて女の子のイメージが見えてきたら改めて浴衣の柄を考え、ぬっていきます




【4】着彩2


【5】着彩3


【6】ラインを整える
0.05〜0.1ミリのペンでラインを整えます。




【7】完成
サインを入れてできあがり。